導入事例
広い分野におけるジェイエスキューブの導入事例をご紹介します。
電力制御システムで
物流センターの電気料金と
従業員の作業負荷を軽減
お客さま
株式会社トーハン さま
業種:卸売業
出版物の問屋として物流・商流・情報流通といった基本的な卸の機能を発揮しながら、 出版社と書店、
そして読者を結ぶネットワークの役割を担われております。
課題
✔︎環境への配慮に加え、物流センターの電気料金を削減したい。
✔︎空調機や照明などの電源を手動で切り替えていたため担当者の負荷が重い。
✔︎従業員の労働環境が変わることを懸念し、新しいシステム導入に踏み切れない。
解決したソリューション
無線式ピーク電力削減システム エレワイズSYSTEM
デマンド監視装置から警報信号を受け、空調室外機の出力を自動で制御。
ピーク電力を抑えることで全体の最大需要電力を下げ、高圧電力契約の電気料金を削減するシステムです。
※現行機は「エレワイズSYSTEM+コネクト」
お客さまの声(選んだ理由・解決)
―導入経緯について
桶川センターは、環境に配慮したセンターで、デマンド監視装置は設置されていたのですが、空調機や照明などを手動でON/OFFをして、ピーク電力を抑えていました。当時は施設担当者がデマンド監視に四苦八苦していましたね。そんな時、紹介されたのがエレワイズでした。人手を介すことなく空調を制御できるのであれば採用してみたいと思いました。導入前のテストで効果をすぐに実感でき、特別な操作を必要としないため従業員の労働環境を変える必要がなく、また環境の為に節電しながら、経費削減の効果が図れることも魅力だったため採用させていただきました。
―導入後の状況
当初は投資費用を三年間で償却できるという考えで採用したのですが、実際はその半分で償却できました。採用前も節電に取り組んでおりましたが、やはり手動では限界があったのでしょう。
またエレワイズを導入していると知っている従業員は少ないです。エレワイズでの室内環境変化が少ないおかげですね。
ですが、最近は猛暑の影響もあり、休憩室等の人が多く集まるエリアでは室温に対して意見があがったため、制御対象エリアから除外しております。やはり従業員の作業環境が一番大切ですので。
ここ最近は、電気代もかなり上昇してきているので、エレワイズを導入していなかったらと思うとぞっとしますね。
お客さま情報
日本の出版市場の流通の要として常に業界をリードし続け、高度な情報・流通ネットワークを通して多様化する読者ニーズに対応。また、出版物の流通を担う企業として読書を通したゆたかな社会づくりを目指しており、視覚障がい者の方々の読書をサポートするなど、子どもから大人まですべての人々が本と出会う機会の創出に努められております。
今回エレワイズを導入いただいたトーハン樋川センターは、環境に配慮した省エネルギー設計により建設されており、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の2006年度補助事業にも認定されています。そのほか、外壁には断熱素材を採用、自然換気・外気冷房システム、高効率機器(高効率トランス・インバータ制御機器)、雨水・井戸水の再活用システムも構築、また自然エネルギーを有効利用することで持続可能な省エネルギーを実現した施設となっております。